スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「最悪」奥田秀朗 ~「不幸がころころころりんこ」の段

今日も本の感想。

「最悪」 奥田秀朗   講談社文庫


【あらすじ】

町の小さい鉄工所社長の川谷は、取引先の無理な
頼みや近隣とのトラブルで悩んでいた。
銀行員のみどりは、家族の問題やセクハラで頭が痛い。
チンピラの和也は、盗んだトルエンを巡ってやくざに
追われる身であった。

この全く無関係な3人が、ふとした事で出会い、なぜか
行動を共にすることになってしまう。



この小説。本屋の特設コーナーに野沢尚の「深紅」と共に
山積みされていた。

「深紅」がとにかくおもしろかったので、これもおもしろいかと
思わず購入してしまう。

・・・で、期待どおり、とにかくおもしろかった~!


”この作者は、非常に実生活の描写がリアルでうまい”

と何かに書いてあったが、確かにどの場面も、どこにでも
ありがちな平凡な毎日の生活が描かれていて、いちいち
うなずいてしまう。
読んでいる内に、登場人物が、近所のおじさんやら行きつけの
銀行員やらに見えてきて、思わず、川谷に加勢をしたり、
みどりに感情移入して、上司に怒りをぶつけたりしてしまった。


結構、厚い文庫であったけど、一気に読める作品です。

それにしても、庶民の幸せっていうのは、ちょっとした
歯車の狂いで、どん底まで落ちていくもんなのね。

ごくごく普通の鉄工所のおやじさんが、最後には
切れてしまったその気持ち、すごーく判ります。


ところで・・・



読んでる途中で、この小説が数年前にドラマ化
されてる事に気がついたんだよね。

大森一樹監督 川谷が沢田研二。みどりが西田尚美。

何年か前、前後編、二夜にわけてTVで放映されたものだけど、
沢田研二がすっかりおなかの出た中年のおやじになって、
作業着姿で、髪振り乱して不運にあえぐ社長を熱演。
西田もいつものとおり、淡々とリアルな普通のOLを好演していた。

TSUTAYAのデータベースを見たらDVD化されてるのね。
できればもう一度、見てみたいなあ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

えそらん

Author:えそらん
神出鬼没の回遊魚。
高校で国語を教えています。
はっきり言って、日本一古典の似合わない先生だと思います。

* ただいまハマリ中~*
 ミスチル
 ゆず
 小田和正
 福山雅治
 クリスチャン・ベイル
 ジョニー・デップ

・・・で、最近は松潤

と気が多いです。

* シフクTIME * 
  ライブ行くこと
  映画・海外ドラマ(米)鑑賞

* 老後の夢 *
・ロズウェルの円盤墜落現場訪問
・CIAに再就職(雇って~♪)
・アタック25の出演

『日々是好日』をモットーにフットワークのいい毎日をめざしています。

最新記事
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。