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★ネタバレ★「グラン・トリノ」~「HEROは健在!」の段



思い入れ★ホームシアター★日記


 一人だったせいもあるけど、恥ずかしながら久々に映画館で

号泣。 そのまま家に帰っても思い出しては余韻にひたって、
また涙涙・・

 ”感傷”ではなく、”感動”である。

 
 一人の男の”生き様(”生き方”ではなく)にほんと感動した。 

 クリント・イーストウッドはやっぱりすごい。
 男の中の男。なんてかっこいいんだろう。
  
 はっきり言って、映画そのものは、激しくもなければ、
ドラマチックでもない。出演者も無名で地味な人ばかり。
派手なアクションシーンもないし、おそらく若い世代に
絶賛される映画ではないと思う。でもどこまでも静かで
優しくいつまでも余韻の残る映画である。


必見ですドンッ



【内容】

妻を亡くし、まもなく自身も最期の時を迎えるであろう
コワルスキーは、老犬相手に一人暮らし。
偏屈で頑固じじい。息子も孫も気に入らなければ、隣人も
気に入らない。何かと気をつかって訪ねてきてくれる教会の
神父も気に入らない。
そんな彼が宝物として大切にしてるのが、フォード社製の
高級車グラン・トリノ。それを隣りにすんでいるアジア系
少数民族のモン族の少年タオがチンピラに脅され、
盗みに入る。
追い払ったコワルスキーであるが、それをきっかけに
その少年の一家と奇妙なつきあいが始まる。



シネコンの最も小さい部屋での上映であったが、
初日で土曜日ということもあって、8割ほどの席が
埋まっていた。
おどろいた事に、お客さんのほとんどが一人で来ている
50~60代以上の男性。
やはり、彼らにとって、イーストウッドは、特別なヒーロー
なのではないかと思った。


映画は、偏屈なコワルスキーと、初めは嫌っていた
モン族との交流をユーモアを交えてテンポよく描かれていく。
隣家のモン族の娘スーは、美人ではないが、聡明な少女。
決しておしつけがましくなく、ごく自然にコワルスキーの
かたくなさを解いていく。

この彼女のやさしさや、言葉の通じないモン族の人たちとの
交流が、とっても丁寧に描かれていてほほえましい。

そして、スーの弟タオを1人前の男にしようと、”人生”や”仕事”を
教えていくコワルスキー。大した指導ではないのだけど、床屋の
シーンとかも何か楽しくて笑える。


それだけに、いきなり訪れた結末は悲しすぎる


まあ、確かにあの流れは、刑事物とか良く見てる人間にすると
有る程度、予想できる結末ではあるけどね。

しかし、それをガンマン→ダーティーハリーという無敵のかっこいい
ヒーロー”を演じて来たイーストウッドが”行き着いた先のヒーロー”
あるという所がすごいんだな。


彼が演じる最後とも言えるヒーローは、一人で乗り込んで、何人も
やっつける最強のヒーローではなかった。


「人を殺して、勲章なんかもらっちゃいけないんだ。」


”誰も傷つけず・・”


役の上だけでなく、自らも朝鮮戦争での従軍経験を持ち、アメリカと
いう国をずっと見つめてきた彼ならではの結論だったんだろう。

彼が演じてきたどのヒーローよりもかっこよすぎるヒーローであった。


人種問題にもさりげなく触れられている。


彼が国のために生きてきた生涯の”勲章”とも言えるフォード社の
グラントリノをゆだねた次世代が、白人ではなく、軽蔑していた
”イエロー”、しかもベトナム戦争でアメリカに荷担したが故に、
故郷を追われたアジア系民族であるという所にはとっても
大きな意味があると思った。


イーストウッド、御年78才だそうである。


老いの中でのあきらめ。世代交代・・次世代へのメッセージ。


晩年を迎えた監督が選ぶテーマとしては、ありがちで
あるかもしれない。しかし、それが、おしつけがましくも、
説教臭くもなく、さりげなく描かれているのが良い。

役者としては、『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりの主演。
彼が

「もう積極的に役は探さない。いまの映画の役は、みんな若い
 役者向けに書かれているから。」

という発言をしたことで、この映画は、イーストウッド俳優最後の
作品と言われている。
中には、”イーストウッド”の遺書”なんて、書かれ方をされて
いるところも


でも、それはあまりにも失礼では。

確かに、しわだらけの首やしゃがれ声を聞くと
相当な老いを感じる。


しかし、その立ち姿のなんとかっこいいこと
まだまだ、彼は現役のヒーローである


監督業は、もちろんのこと、役者としても、きっと、また、
”彼でなければ演じられない役”を見つけて演じてくれるだろうと
信じている。


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えそらん

Author:えそらん
神出鬼没の回遊魚。
高校で国語を教えています。
はっきり言って、日本一古典の似合わない先生だと思います。

* ただいまハマリ中~*
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 クリスチャン・ベイル
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・・・で、最近は松潤

と気が多いです。

* シフクTIME * 
  ライブ行くこと
  映画・海外ドラマ(米)鑑賞

* 老後の夢 *
・ロズウェルの円盤墜落現場訪問
・CIAに再就職(雇って~♪)
・アタック25の出演

『日々是好日』をモットーにフットワークのいい毎日をめざしています。

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