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★超ネタバレ★~「スラムドッグ$ミリオネア」~「ゆとり教育の原点です」の段


思い入れ★ホームシアター★日記-slam


 4月に入って忙しくて、映画を見に行くヒマもありゃしない。
 『レッドクリフ?』と悩んだが、まずは、早く上映終了しそうな
こちらの映画へ。


 インドのムンバイを舞台にし、出演者もインドの名も無き
俳優を使ったというこの映画。
 TVスポットで使われていた日本でおなじみの『クイズミリオネア』
は、映画の進行の為の大がかりな”道具”にすぎない。
 本当のテーマは、インド貧民層スラムの悲惨な生活や孤児達
への虐待。そして、その中で雑草のように生き続ける子供達の
パワーである。
 
 アカデミー賞8部門独占・・っていうのは、どうなのかとも
思うけど、テーマの悲惨さにもかかわらず見終わってなんだか
元気が出てくる映画であった。

【内容】

人気テレビクイズ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で
全問正解というところまでこぎつけたジャマール。
インドのスラム出身で、教育を受けた事がない人間が、正解を
知るはずがないとインチキを疑われ、警察に通報されてしまう。
警察で過酷な尋問を受けたジャマールであるが、やがて何故
問題に答えられたかの真実が明かされていく。
そして、ジャマールがクイズに出た目的とは・・


 クイズを1問1問解きながら、明かされていくジャマールの
おいたち。 それは、どれを取っても悲惨で目を覆いたくなる
ような現実であった。
 
 「何で、そんな都合の良い問題ばかり出たの?」
 「予選はどうしたの?」

と、ストーリー展開の為のご都合主義もあるにはあるが、
そんなのはどうでも良いこと。
 日本でもみのさんでおなじみの『クイズミリオネア』の持ち味を
本当に良く生かし、すごく工夫されていて、2時間手に汗握る
展開であった。 
 
 ねちっこい司会者の嫌みな進行(←これは、日本と違う?(笑))
じらすような間の取り方やらライフラインの使い方なんかも絶妙。
 (ラストは、やはりこう来たか・・という感じ。事前に先を読めたんで
ちょっとうれしくなってしまった)
 特に、50-50での司会者の仕掛けたわなのシーンは、
トイレのシーンと合わせてドキドキもんであった。


そして、日を改めて行われたインド中が注目したラスト問題の
シーン。

”最後にしては、ちょっと問題が簡単過ぎるんじゃない?”

とも思ったんだけど、泣けるんだよね~。この問題が・・。
問題聞いた瞬間に不覚にもウルウルと・・。


 それにしても、不況不況と言われていても、日本人がいかに
裕福でのうのうと暮らしているかをまたまた思い知らされた。
 
ゲリラによって罪もない人たちが虫けらのように殺害される
シーン。ゴミ捨て場で寝泊まりする孤児達をさらってきて、
稼がせる犯罪集団など。
 物乞いをさせるのに、少しでも多く稼がせようと足を切ったり
両目をつぶしたり・・
 過去の出来事という風に描かれているが、今でも同様な事が
行われているのではないだろうか。
 
 子供への虐待の悲惨さは、前に見た『闇の子供たち』を彷彿
させる。
 
 でも、その悲惨なシーンも、スラムの子供達の生活力とパワーと
いう視点でカラッと描かれているところがこの監督のすごさである。
長距離列車での生活やアンコールワットでのバイト(?)のシーンも痛快。
「闇の・・」の時に感じた”上から目線”でないからなのかなあ。
あの映画では、やけに感じた”後味の悪さ”がこの映画には全く無い
ところが気持ち良かった。
 
 ラストも純愛が実ってハッピーエンドで終わってめでたし。めでたし。
 悪ぶっていたお兄ちゃんの最後も泣けた。
 そして、出演者による大団円のレビュー。
 まさに娯楽映画という感じで、スッキリとした気分で映画館を後に
することができたのが何よりであった。


 ところで、後日ネットニュースに、監督のダニー・ボイルが、この映画の
収益金の内、7500万ドルをスラム街に寄付するという記事が。


 「撮影に協力してくれたお礼・・」との事であるが、なんだかいい話だな~♪
と思っていたら、数日後には、主役のラティカ役の少女が実の父親によって
競売にかけられたというとんでもないニュースが。


 父親がスラム街から抜け出す為に、娘を2000万ルピー(約3980万円)
で養子縁組を中東の富豪に持ちかけたんだって。
 ゴシップ誌みたいだから、ほんとかウソかわからないけど、とんでもない
話しである。


 映画の1シーンで、

「アメリカ人の力を見せて上げましょう」

 と言って100ドル紙幣を渡した観光客の夫人。この夫人に代弁される
”持てる国”アメリカと、様変わりして豊かになったとはいえ、
それは、ごく一部の人間だけの話で、まだまだ貧困にあえぐインド。
 この差が映画だけでなく、現実でも起こっている事を見せつけられて
複雑である。
 何でも、主役を演じた子役の二人は、まだムンバイのスラムで暮らして
いるとか・・。


やっぱり、日本って豊か・・


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プロフィール

えそらん

Author:えそらん
神出鬼没の回遊魚。
高校で国語を教えています。
はっきり言って、日本一古典の似合わない先生だと思います。

* ただいまハマリ中~*
 ミスチル
 ゆず
 小田和正
 福山雅治
 クリスチャン・ベイル
 ジョニー・デップ

・・・で、最近は松潤

と気が多いです。

* シフクTIME * 
  ライブ行くこと
  映画・海外ドラマ(米)鑑賞

* 老後の夢 *
・ロズウェルの円盤墜落現場訪問
・CIAに再就職(雇って~♪)
・アタック25の出演

『日々是好日』をモットーにフットワークのいい毎日をめざしています。

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