スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

★ネタバレ★~「誰も守ってくれない」~「なかなか辛いテーマです」の段


思い入れ★ホームシアター★日記-daremo


 凶悪犯罪が起き、犯人が逮捕された時、その日の内に、
TV局や雑誌の取材は、実家におしかける。
 先日もTVのカメラの前で、年老いた加害者の父親が謝罪を
していた。
 40才過ぎで、しかも20年近く消息を絶っている息子なのに、
父親は、被害者家族にならまだしも、何の関係もない”他人”に
対して、何で、頭を下げなければならないのだろう・・。


 そして、同時に、事件が起きると、毎度のことながらあっという間に、
犯人の写真やら卒業文集やらがTVや雑誌に掲載される。
もちろん被害者の個人情報も・・


映画の中では、記者が野次馬に対して、
 「加害者の写真一万円で買いますよ~」と声をかけるシーンが
あった。

こんな実態に

 ”えげつないよな~”

そう思いながらも、結局、読んでしまう一般の人々・・もちろん私も。

この映画は、ネット社会だから起こりうるそんな光景に
真っ向から取り組んだ作品。


【あらすじ】

4人家族の船村家で、ある日、一家の未成年の長男が小学生姉妹
殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。刑事の勝浦(佐藤浩市)は
容疑者家族の保護を命じられ、保護マニュアルに従って15歳の容疑者
妹、沙織(志田未来)をマスコミの目、そして世間の目から守るため
逃避行を始める。


『踊る・・』の君塚&亀山コンビの作品と言うことで、余り期待して
いなかったが、役者の迫真の演技とテンポの良い展開に引っ張られ
て、なかなか見ごたえのある作品になっていた。


 テーマとしては、東野圭吾の「手紙」を彷彿させるが、こちらの
映画の方がよりビジュアルに訴えている分、スリリングな展開で
衝撃的。 ”もし、自分だったら・・”という怖さがひしひしと伝わってきた。
(多少は、へっ?っていうようなありえない展開があるけれど、
感動では、「手紙」、怖さなら「誰も・・」かな)

 特に、ネットで、加害者家族が”さらされる”場面

 ホテルに押し寄せるオタクの皆さんの格好に笑わされ、加害者
妹のカレがあそこまでやるか・・というちょっとオーバーな展開には
多少疑問を持ったが、削除しても削除してもばい菌のように後から
後からわいてくる無責任な書き込み。

 この辺のたたみかけるような演出がうまくて、すっかり画面に引き
込まれてしまった。


 そして、それとは対照的な逃亡先のペンションでの場面。

 風光明媚な海辺のペンションのオーナー夫婦である柳葉敏郎と
石田ゆり子。

観葉植物に囲まれ、絵画のようにおしゃれなペンションで、終始笑み
たやさず達観した生活。 自分も犯罪者に家族を殺されていながら、
逃亡中の佐藤&志田コンビを暖かくもてなしてくれるそのシーン。
 本当に穏やかでホッとする場面である。

 ・・と思いきや、実は、柳葉オーナーは内に恐ろしい程の
怒りを秘めていた。
  ずっとずっと心の奥に封印しておいた怒りを刑事にぶちまける
そのシーン。悲しいシーンです。


 天才といわれている志田未来は、やっぱりうまい。
佐藤浩一を相手にまったくひけをとらない演技をしている。
 もちろん佐藤浩一は、相変わらずの存在感。
 公私ともに悩める刑事がぴったりであった。
 あと、後輩刑事の松田龍平が実にいい味を出していて、
佐藤浩一と名コンビ。

 確か、TVでは、連動作として、「誰も守れない」といいう
ドラもをやったはず。残念ながら見逃してしまった。

 でも、このコンビ。絶対にシリーズ化した方がいいと思うけどね。


ラストは、当たり前の事ながら、結論はなし。


主人公の少女は、刑事とのふれあいを経て、少し大人に、少し
前向きになったようであるが、これからが大変だろうな~。


「どうして、自分は家族を失ったのに、加害者の家族は普通に
生きているのか」


もちろん、被害者の家族の気持ちも良く判る。でも、加害者の
家族にも何の罪もないのにねえ。
 久々に辛いテーマだった。

それから、この映画を絶賛しているマスコミ。
自分たちが、非難の対象になっているっていうこと判ってるん
でしょうかねえ。判っているけど・・かな?

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

えそらん

Author:えそらん
神出鬼没の回遊魚。
高校で国語を教えています。
はっきり言って、日本一古典の似合わない先生だと思います。

* ただいまハマリ中~*
 ミスチル
 ゆず
 小田和正
 福山雅治
 クリスチャン・ベイル
 ジョニー・デップ

・・・で、最近は松潤

と気が多いです。

* シフクTIME * 
  ライブ行くこと
  映画・海外ドラマ(米)鑑賞

* 老後の夢 *
・ロズウェルの円盤墜落現場訪問
・CIAに再就職(雇って~♪)
・アタック25の出演

『日々是好日』をモットーにフットワークのいい毎日をめざしています。

最新記事
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。