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★ネタバレあり★~「スウィーニー・トッド 悪魔の理髪師」~「肉まんは、しばらく結構・・」の段


rihatu




先週”らしくない映画”(←『アース』に感動したのもつかの間。
今日は、最も”らしい映画”を見てきた。


 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

ティム・バートン×ジョニー・デップがタッグを組むのは、6度目に
なるんだそうだが、「スリーピー・ホロー」魅せられ、「エド・ウッド」で、
二人の世界にどっぷり浸かった私にとって、正直言って、「チャーリー
とチョコレート工場」は、イマイチだった。

 おまけに、パイレーツ以来、ジョニーもやたらメジャーに
なっちゃって、毒が抜けてきたような感じだったんで、今回も
そんなもんかなあ・・と思っていたけど、いやいや、どうして、
どうして、この映画はすごい!

 舞台は、19世紀のロンドン。
 「フロム・ヘル」「エレファントマン」「プレステージ」・・とダークで
おぞましい映画には欠かせない時代設定である。

 そして、そんな期待を裏切らず、オープニング、タイトルバック
から、ぞっとするような映像に息を飲んでしまった。
 
 全編、ダークな画面の中で、死人のような白塗りとアイメイクで、
無表情に殺害を繰り返す、主人公ベンジャミン・バーカーと
ミセス・ラベット。


 ストーリーは知っていたけど、ここまでグロテスクな映画とは
思わなかったんでちとびっくり。
 ”これは、スプラッター映画かい?”というように流血、流血・・。 
グロテスクな描写の嵐である。
 
 でも、
バートンのグロテスクって、変な話しだけど、なんか上品。
 
 これが、日本のホラーとか、やくざ映画だと、目を覆いたく
なるのだけど、この映画は、色調を押さえた画面に飛び散る
深紅の血しぶきのコントラストが妖しい雰囲気をかもしだして
まるで絵画をみているよう。
 
 ミュージカル仕立てにしたっていうのも良い。


 残酷な描写もコミカルな歌で、テンポ良くやられてしまうので
さほど、不愉快な気分にならず。


 あ、歌も良かったです。


 そこそこ、みんな歌うまいし、ほとんどが歌で展開していくにも
関わらず、無駄に長い歌もなくてダレるところがなかった。


 そして、、、ジョニデはやっぱりさすが!!


 陥れられた者の、怒り、悲しみ、やるせなさ、哀れさなんてものを
一見同じような無表情と思われる顔に、使い分けられているっていうのも
彼ならではしょう。

 唯一、明るい画面・・家族3人で幸福に暮らしていた頃の、はにかんだ
ような表情とのコントラストもさすがである。 


 ストーリー的には、最後にとんでもないオチも用意されていて、
なかなか楽しめる。

 ただ、ドラマとして見ると、登場人物の心情なんてものは描かれて
いないので、誰かに感情移入して泣いたり、喜んだり・・なんて事はできない。

 ただ、これは、意識的に排除したのでは?

 この映画は、ドラマとして見るよりは、ミュージカルとして、一編の
芸術作品として、五感で見るべきなんだろうな。役者も、ストーリーも
その作品の一部なんだろう。

 ネタバレになるけど、主人公が15年間思い続けていたはずの
愛する妻の顔を、全く忘れていたという場面が悲しい。
 
 「髪は、黄金色で・・」

とミセス・ラベットに聞かれて、口ごもるシーンが切ないなあ。 

 宿敵の二人は、一見しただけでも判別できたのにね。
 
 やはり、人間、極限状態になった時のエネルギーっていうのは、
”愛”よりも”恨み”ってことなのかな・・ 
 
 余談になりますが、ジョニデが愛娘を治療してもらった病院に
密かに、多額の寄付をしていたというエピソードに感動した。
 お金寄付するだけなら、そこらの金持ちなら考えそうだけど、
ジャック船長の格好で、入院している子供達に本を読んであげたと
いう話しはいいな~。
 やっぱり、やることがカッコいいし、いいひと・・。
 日本人ならさしずめ、マスコミ呼んで、床屋の格好で、宣伝に使うのが
おちなんだろうにね。(笑)
 
 
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プロフィール

えそらん

Author:えそらん
神出鬼没の回遊魚。
高校で国語を教えています。
はっきり言って、日本一古典の似合わない先生だと思います。

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 クリスチャン・ベイル
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・・・で、最近は松潤

と気が多いです。

* シフクTIME * 
  ライブ行くこと
  映画・海外ドラマ(米)鑑賞

* 老後の夢 *
・ロズウェルの円盤墜落現場訪問
・CIAに再就職(雇って~♪)
・アタック25の出演

『日々是好日』をモットーにフットワークのいい毎日をめざしています。

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