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★ネタバレあり★~「有吉佐和子「不信のとき」→ラストどうする気??」の段

いきなりですが、作者の故有吉佐和子氏は、高校の
大先輩である。
・・とは言っても何度か転校した内の一校だったと思うの
だけど、親戚や娘さんも同じ学校だったので、気に
入ってはいたのかなと・・。
そんな事もあって、学校の図書室には有吉先生寄贈の
全集が。なので、私も学生時代から自然と彼女の作品に
触れる機会は多かった。
?
有吉佐和子の小説は、大きく2パターンに分かれる
と思う。
?
一つは、「華岡青洲の妻」やら「三婆」やらの芸術座や明治座
あたりのお芝居にぴったりの、女性の愛憎をテーマ
したもの
そして、もう一つは「複合汚染」やら「恍惚の人」やらの社会派小説
「恍惚の人」については、前者とも言えるけど、ただ30年も
前に老人問題を真っ向から取り上げたと言うことにおいては
社会派小説かとも・・。
?
そして、今回ドラマ化されている「不信のとき」は、間違いなく
前者。
テーマは、男性の”浮気”である。
浮気が甲斐性だと得意になっている男性とその妻、愛人が
繰り広げる愛憎劇。
そんな「不信のとき」ではあるが、ドラマがあんまりおもしろい
ので久々に読み直してみた。
?
40年も前に書かれているだけあって、
失礼ながら、前半あたりは、ひとことで言って、”陳腐”
舞台は、戦後の混乱も落ち着き、日本が高度成長期を迎えた
頃のお話し。
男性は、経済的にも裕福になり、遊びに勢を出す。
女性は、社会的にも認められては来ているもののまだまだ、
男性を立てて、妻は夫に養ってもらっているという時代である。
?
文庫で読んだのだけど、上巻の3分の2位は、ただただ、男性の
都合のよい論理が並べられている。そして並行して、その男性を
いい気にさせるような妻と愛人の献身ぶりも描かれる。
?
あれ?有吉佐和子ってこんなに古くさい小説書いてたかな??
やっぱり40年前の小説だからかな??
?
な~んて読み進んでいったら、上巻ラストあたりから、段々とトーンが
変わってきて、後半は、女性の反撃につぐ反撃。
そして、ラストでは、見事に男と女の立場が逆転してしまっていた。
?
恐るべし・・。有吉佐和子。
?
40年も前の作品であるにもかかわらず、全く現代にもあてはまる
内容であるという所がすごい。
?
そして、細部にわたる描写やら、臨場感あふれる会話がバツグンにうまい。
?
正妻”道子”と愛人”路子”で、二人合わせて”道路”・・
なんてのも、ドラマで見て、”脚本家おもしろい事考えたな~”って
思ったけど、これも原作にあった。
名前にまでひねりがあるとは、またまた、恐るべし有吉佐和子。
?
米倉涼子、松下由樹主演のドラマの方は、忠実に小説を再現
している。
もちろん、ドラマは現代風に妻に年下の恋人(?)を登場させたり、
家政婦は見た!状態のキーマンを語り手にしたり
多少演出は加えられているが、ほとんどそのままであった。
?
小説のドラマ化はあまりおもしろくないけど、これは、小説の
おもしろさそのままだな~
?
・・なんて思ってたら、昨夜の11話で一気に興ざめ・・。
?
え?夫が末期ガン?(笑)
?
どうしてこうなっちゃうんだろうな~。
いくら、非情な妻や愛人だって、余命3ヶ月を宣告された
人間を前にしたらどうなるか・・・。
?
でも、まあ”妻と愛人最後のバトルが・・”な~んて
ナレーションあったから、まだまだラストは読めないけどね。
でも、夫が手ひどくやられたままで無い事は確かである。
?
そうそう、もう一つつまらなかったのは、石田純一扮する
小柳。
原作では幼い愛人は、小柳の正妻に真相をぶちまけて
子供を正妻に預けて昔の恋人とどこかへ行ってしまうんだよね。
・・で当然の事ながら、妻も激怒して、息子夫婦と一緒に出ていって
しまう。残されたのは、一文無しの小柳と子供・・。
これまた、救いようのない悲惨な結末でした。
?
夫にしても、石田にしても、ドラマは、ちょっときれいにまとめ
すぎという感じがしないでも・・・。
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・・と言うことは、やっぱり恐るべしは有吉佐和子だな。
?
ドラマの感想は、コチラ
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プロフィール

えそらん

Author:えそらん
神出鬼没の回遊魚。
高校で国語を教えています。
はっきり言って、日本一古典の似合わない先生だと思います。

* ただいまハマリ中~*
 ミスチル
 ゆず
 小田和正
 福山雅治
 クリスチャン・ベイル
 ジョニー・デップ

・・・で、最近は松潤

と気が多いです。

* シフクTIME * 
  ライブ行くこと
  映画・海外ドラマ(米)鑑賞

* 老後の夢 *
・ロズウェルの円盤墜落現場訪問
・CIAに再就職(雇って~♪)
・アタック25の出演

『日々是好日』をモットーにフットワークのいい毎日をめざしています。

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