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★ヒトラー最期の12日間★~「事実は小説より奇なり」の段

ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション
ドイツでは、長い間タブー視されていたヒトラーの最期を
ドイツ人監督が描いたということで、話題になった作品。

ヒトラーの最期の姿が、全編重厚な雰囲気で、ある時は淡々と
ある時はドラマチックに描かれていく。
2時間半という長い映画であったが、それを全く感じさせなかった。

やはり
真のドラマというのは、『事実』にこそあるのではないだろうか。


【内容】

連合軍の猛攻によって陥落寸前のベルリン。数名の部下や愛人と
地下要塞に立てこもったヒトラーは、逃亡や降伏を拒絶して徹底抗戦を
主張している。
そんなヒトラーが愛人と自殺するまでの12日間を女性秘書の目を
通して描かれる。

狂人か悪魔か。

600万人ものユダヤ人を殺害したヒトラー。稀代の悪党とも言える
彼は、その言動の激しさとは打って変わって、愛人やまわりの女性に
対してはとても紳士的に穏やかに接する人間であった。

何度か出てくる食事のシーン、そして、秘書や愛人エヴア・ブラウンに
接するやさしい姿を見ていると、一瞬

「この人もほんとは、いい人だったのでは?」

・・という錯覚に陥る。

この辺の描き方がほんとうまい。

地下での穏やかで感動的なシーンの数々。
自殺を決意したヒトラーと愛人との結婚式。
そして、側近一人一人に別れを告げるヒトラーの姿。
時々、鳴り響く爆音が無ければ、地上で戦いが行われていることなど
忘れてしまいそうである。
だが、地上での激しい銃撃戦で罪もない人々が虫けらのように死んでいく。

これもすべて、この『優しい』男の狂気が招いたことであるというのも事実。

宣伝相ゲッペルス夫婦の最期も余りにも悲惨。

ネタバレになるが、6人の無邪気な子供を母親自らので手で、一人一人
毒殺していくその姿。
本来なら涙なくしては見られないような衝撃的なシーンになってしまいそうで
あるが、そんなシーンすら、この監督は、淡々と描いている。
全く取り乱すことのない母親。
感情的に描いてないだけに、逆に戦争の狂気、悲劇というものが胸に迫ってくる。
?
この映画をもしアメリカ人が取ったら、すべてにおいて、”うそくさい”娯楽映画
なってしまったのではないだろうか。
自国のドイツ人が撮ったからこそ、派手さはないが、真実をありのままに
見つめ、見る人の胸にうったえかける作品になったのではと思う。
?
ところで、この作品の監督のオリヴァー・ヒルシュビーゲルというのは、
「es」の監督なんだそうだ。
ヒトラーの監督と知らずに、たまたま、先月観たんだよね。
?
この映画って・・。(-_-;)
?
「es」の感想は、また。




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えそらん

Author:えそらん
神出鬼没の回遊魚。
高校で国語を教えています。
はっきり言って、日本一古典の似合わない先生だと思います。

* ただいまハマリ中~*
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・・・で、最近は松潤

と気が多いです。

* シフクTIME * 
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  映画・海外ドラマ(米)鑑賞

* 老後の夢 *
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・CIAに再就職(雇って~♪)
・アタック25の出演

『日々是好日』をモットーにフットワークのいい毎日をめざしています。

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